「塾に行かせるべきか」を考える前に、塾が何を提供しているかを分解します。授業だけではありません。
| 塾が提供しているもの | 家庭で代替できるか |
|---|---|
| 何をやるかを決めてくれる | できる。ただし決める人が要る |
| 決まった時間に机に向かわせる | できる。ここがいちばん難しい |
| 間違えた問題を管理してくれる | できる。仕組みが要る |
| 分からない問題を教えてくれる | 動画や解説で代替できる |
| 同じ目標の友達がいる | 代替しにくい |
つまり、解説動画があるから塾は要らない、という話ではありません。教える機能だけは代替が進みましたが、決める・続けさせる・管理するは残っています。ここを家庭で用意できるかどうかが分かれ目です。
中学生本人に「今日何をやるか」を毎日決めさせると、たいてい破綻します。決めること自体に体力を使うからです。決める作業を毎日発生させないでください。
やり方は単純です。週の頭に1回だけ決めて、あとは書いた通りにやる。
時間で決めると、机に座っているだけで達成したことになります。量で決めると終わりが明確です。
書く紙は、冷蔵庫でも壁でもかまいません。本人だけが見るノートの中に書くと、たいてい見なくなります。
これがいちばん難しく、そして塾の価値の大半です。塾に行けば、少なくともその2時間は勉強しています。家ではそうなりません。
対策は、意志ではなく時間と場所を固定することです。
間違えた問題に印をつけ、間違えたものだけを回す。
これを紙でやると、科目が増えた時点で必ず破綻します。
塾に通っていれば、講師が「この子はここが弱い」と把握してくれます。家庭でそれをやるのは現実的ではありません。A-IStudy Junior は解答の履歴から弱い単元を割り出し、そこから優先して問題を出します。誰も見ていなくても、解ける問題に逃げられない仕組みです。
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最低3か月です。1か月で判断しないでください。
定期テストは範囲が決まっているので1か月でも動きますが、実力テストや模試の偏差値が動くには時間がかかります。偏差値は相対的な数字なので、自分が伸びても周りが同じだけ伸びれば変わりません。
| 何が動くか | かかる期間 |
|---|---|
| 定期テストの点数 | 1〜2か月 |
| 実力テストの点数 | 3〜4か月 |
| 偏差値 | 半年前後 |
3か月やって定期テストが動かないなら、やり方が間違っています。そのときに初めて、塾を検討してください。1か月で「向いていない」と判断するのが、いちばんもったいない失敗です。
正直に書きます。次のどれかに当てはまるなら、塾か家庭教師を検討したほうがいいです。
最後の項目は軽視されがちですが、重要です。親子関係を壊してまで家庭学習にこだわる必要はありません。外注できるものは外注したほうが、結果的に全員が楽になります。
逆に、時間さえ確保できて、本人が1人で進められるなら、塾に行かないほうが自由に使える時間は増えます。
続くほうです。紙の教材は書き込める良さがありますが、溜まると罪悪感になって続かなくなります。「やらなかった分が目に見えて溜まらない」という点では、アプリのほうが再開しやすいです。
公立高校なら、塾なしで合格している生徒は珍しくありません。ただし内申点の管理と、志望校の過去問対策は自分でやる必要があります。情報面で不利になりやすいので、学校の先生に積極的に聞いてください。
教えられるなら教えてもかまいませんが、必須ではありません。むしろ教えようとして関係が悪くなるケースのほうが多いです。解説は動画やアプリに任せて、親は時間と環境の管理に回るほうがうまくいきます。
取り上げると隠れて使うようになります。それより、勉強中だけ別の部屋に置くルールにしてください。同じ部屋にあるだけで集中力が落ちることが知られています。時間を区切るほうが、禁止より続きます。
中学生なら平日1〜2時間で十分です。それ以上に大事なのは毎日やることで、週末に5時間やって平日ゼロより、毎日1時間のほうが定着します。