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共通テストの独学スケジュール

2026年9月1日 大学受験
この記事の結論
  • 高2の冬から始めれば独学で間に合います。高3の夏からだと科目を絞る必要が出ます
  • 基礎の入れ直しは高3の夏までに終わらせる。ここが最大の分かれ目
  • 過去問は秋から。早く始めても消費するだけで身につきません
  • 模試は判定を見るためではなく、間違いの種類を数えるために受ける

結論:時期ごとにやることは決まっている

共通テストの独学でつまずく人の多くは、やることが分からないのではなく、やる順番を間違えています。過去問を早く始めすぎたり、夏まで参考書を読み続けたりする。

時期ごとの役割はほぼ決まっています。まず全体を見てください。

時期やることやらないこと
高2の冬〜春英語と数学の基礎を入れ直す過去問、応用問題
高3の春〜夏全範囲を一周。理科と社会に着手完璧を目指すこと
高3の夏抜けている単元を潰す新しい参考書を増やすこと
高3の秋過去問と実戦形式の演習基礎からのやり直し
直前1か月間違えた問題の回収新しい範囲に手を出すこと

この表の右側、「やらないこと」のほうが大事です。独学は誰も止めてくれないので、やらなくていいことに時間を使っても気づけません。

高2の冬から始めるべき理由

高3の4月から始めても間に合わないわけではありません。ただし科目を絞る必要が出てきます。国公立で5教科7科目を独学するなら、高2の冬が現実的な出発点です。

理由は、英語と数学が積み上げ式だからです。この2科目は短期間で伸びません。単語も文法も計算も、覚えてから使えるようになるまで時間がかかります。

英語と数学に必要なのは、量ではなく回数と期間。

逆に理科と社会は、後半でも間に合います。覚えることが中心で、範囲が区切られているからです。だから先に英数、あとから理社という順番になります。

高2の冬にやるのは1つだけです。英語なら単語帳を1冊決めて終わらせる。数学なら教科書レベルの問題集を1冊終わらせる。難しいことはしません。

A-ISTUDY 独学でいちばん難しいのは、抜けに気づくこと

何が分かっていないかは、自分では分かりません。
A-IStudy は解答の履歴から弱い単元を割り出して、そこから問題を出します。

独学に塾のペースメーカーがない以上、自分の抜けを外から指摘してくれる仕組みが要ります。解けた問題は出さず、間違えた単元から優先して出題するので、得意な範囲ばかり回してしまう独学特有の失敗を防げます。

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夏までに基礎を終わらせる、の「基礎」とは

よく言われる言葉ですが、中身が曖昧なまま使われています。共通テストにおける基礎とは、教科書の例題レベルを、解説を見ずに解ける状態です。

判定方法は単純です。教科書か基礎レベルの問題集を開いて、ランダムに10問選んで解く。8問以上を解説なしで解ければ基礎はできています。それ以下なら、まだそこにいるべきです。

よくある失敗参考書を「読んだ」ことを、基礎が終わったと数えてしまう。
読んだだけでは解けません。解けるかどうかで判定してください。

夏の終わりにこの判定をして、8問未満なら秋に過去問へ進んではいけません。基礎が抜けたまま過去問をやると、点が取れない理由が分からないまま時間だけ減ります。

過去問はいつから、何年分

秋からで十分です。夏より前に始めると、基礎が固まっていないので解けず、しかも問題を消費してしまいます。過去問は有限です。

年数の目安は、共通テストの過去問に加えてセンター試験の過去問も使う形で、合計10年分前後。ただし年数より回数のほうが重要です。10年分を1回ずつ解くより、5年分を2回ずつ解いて間違いを潰すほうが点になります。

解いたあとにやること

2回目で同じ問題を間違えたら、それは覚えていないということです。印をつけて、直前期に回収します。

模試の使い方

模試を受ける目的は判定を知ることではありません。間違いの種類を数えることです。

判定は結果であって原因ではないので、A判定でもE判定でも、次にやることは変わりません。返却されたら、間違えた問題を3つに分けて数を数えてください。10分で終わります。

種類状態次にやること
知らなかった習っていない、覚えていないその単元に戻る。伸びしろ
できなかった知っていたが出てこなかった演習量を増やす
ミスした分かっていたのに間違えた解く手順を固定する

「知らなかった」が多いなら、まだ伸びます。入れれば点になるからです。「できなかった」ばかりなら、必要なのは時間と演習量で、残り期間との勝負になります。

直前1か月にやること

新しいことをやらない期間です。ここで新しい参考書に手を出すのは、不安を紛らわせているだけで点にはなりません。

やるのは回収です。これまでに印をつけた間違いを、全部解き直す。それだけで1か月は埋まります。

最後の1週間は、覚え直しに全部使ってかまいません。直前に入れた知識でも点になります。とくに理科と社会は、直前の詰め込みが一番効く科目です。

よくある質問

高3の夏から始めても間に合いますか

科目を絞れば可能性はあります。5教科7科目を全部というのは厳しいので、志望校を私大に切り替えて3科目に絞るなどの判断が要ります。早いうちに絞る決断をしたほうが、全部を追いかけて全滅するより結果は良くなります。

参考書は何冊必要ですか

1科目あたり基礎1冊と演習1冊、合計2冊で足ります。冊数が増えるほど1冊あたりの周回数が減り、どれも中途半端になります。新しい参考書が欲しくなるのは、たいてい今の1冊が退屈になったときで、それは解ける問題ばかり解いている合図です。

塾に行かないと不利ですか

塾の価値は、やる内容を決めてくれることと、強制的に机に向かう時間ができることです。この2つを自分で用意できるなら独学でも上がります。どちらも用意できないなら、塾かそれに代わる仕組みが必要です。

1日何時間やればいいですか

時間より中身です。3時間のうち解けない問題に向き合ったのが20分なら、その日の勉強は20分です。時間を数えるのをやめて、間違えた問題を何問潰したかで数えてください。

科目のバランスはどうすればいいですか

均等にやると1科目あたりの演習量が足りません。1科目に集中して上げ切ってから次に移るほうが、結果的に全体が早く上がります。ただし英語だけは毎日触ってください。空けると落ちます。

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