筋肉就活(Musclelog)の中核は「合トレ」——企業と学生が一緒にトレーニングを行い、書類とフォーマル面接では見えない本質的な人物像を相互に理解する仕組みです。本記事では、初めて筋肉就活を導入する企業向けに、合トレ採用の6ステップを実例付きで完全解説します。所要期間・参加者の役割・観察ポイント・運用の注意点まで、採用担当者が現場で使える形で整理しました。
合トレ採用は、『書類選考の前後・フォーマル面接の前段階』に位置する関係構築フェーズです。一般的な新卒採用フローに重ねると、以下の位置付けになります。
| 段階 | 従来の採用 | 合トレ採用を組み込んだ場合 |
|---|---|---|
| 1 | 書類選考(ES) | 書類選考(ES) |
| 2 | 1次面接 | 合トレ実施(関係構築) |
| 3 | 2次面接 | 1次面接(従来より深い対話) |
| 4 | 最終面接 | 最終面接 |
| 5 | 内定 | 内定 |
合トレを書類選考と1次面接の間に挟むことで、面接に進む候補者の質が大きく上がるのが特徴です。書類だけでは見えない『この学生と一緒に働けるか』という直感的な合致性を、早い段階で双方が確認できます。
合トレ採用全体で 2〜6週間 が目安です。スタートアップの早期採用なら2週間、大手企業の通年採用なら6週間〜数ヶ月の長期運用も可能。企業の採用ペースに合わせて柔軟に設計できます。
※ 筋肉就活そのものの仕組みやサービス全体像については、筋肉就活とは何か?採用担当者が知るべき新しい体育会系採用 で先に把握いただくとスムーズです。
筋肉就活に企業として登録し、求める人物像・業界・採用枠・合トレの希望形式を入力します。「現場マネージャー候補」「営業職」「エンジニア」など、職種ごとに複数の枠を設定可能です。
ここで重要なのは、求めるスキルや経験以上に『どんな人柄と一緒に働きたいか』を具体的に言語化すること。学生側のマッチング精度に直結します。
所要時間:約30分〜1時間運営側(ネクシェア)が、登録された企業の条件に合う体育会系・アスリート学生をマッチングし、候補リストを企業へ提示します。各学生のプロフィール、競技経歴、志望業界、自己PRを確認できます。
学生側にも企業情報が表示され、興味のある企業の合トレに参加申込みする仕組みです。双方向のマッチングであることが筋肉就活の基本設計です。
所要時間:1〜2週間(運営側)マッチング後、企業と学生候補が参加する合トレの内容・日程・会場を設計します。1〜2時間の運動 + 軽い対話の時間を組み合わせるのが基本パターン。
運動の内容は、筋トレ・ランニング・球技・軽い競技など、参加者全員が無理なく取り組めるメニューを選びます。激しい競技である必要はなく、『一緒に身体を動かしながら会話する場』が成立すれば成功です。
所要時間:3〜7日(調整期間)実際に合トレを実施。企業側は採用担当者2〜3名(経営者・人事・現場リーダー等)が参加し、学生候補3〜5名と一緒にトレーニングします。
合トレ中は『観察すること』『会話すること』『一緒に動くこと』の3つを意識。フォーマル面接では引き出せない、学生の素の表情・困難への向き合い方・他者への配慮などが自然に見えてきます。
合トレ後は contactLogs に観察記録を残し、後の振り返りに使います。
所要時間:1回1〜2時間合トレ後、企業・学生双方が「次のステップに進みたいか」を意思表示します。企業側は社内で観察記録を共有し、現場視点・人事視点・経営視点の3方向から評価。学生側も合トレでの体験を踏まえて志望度を判断します。
双方が『進みたい』と意思表示した場合のみ、次の正式選考に進む仕組みです。これにより、ミスマッチによる早期離職を大きく減らせます。
所要時間:合トレ後3〜7日双方の意思が一致したら、貴社の通常の採用プロセス(エントリー、1次面接、最終面接、内定)に移行します。合トレを経た候補者は、すでに人柄が見えている状態なので、その後の面接は『スキルや志望動機の確認』『具体的な配属・条件の調整』に集中できます。
面接の精度・スピードが従来より大きく向上するのが、合トレ採用最大の効果の1つです。
所要時間:企業の通常フロー次第合トレは『関係構築の場』であり、それ自体は採用選考や雇用に関わる手続きではありません。労働契約や採用合意は、必ずステップ6の正式選考プロセス内で行ってください。この境界が明確に分かれているのが、筋肉就活を法務的にも安全に運用するための重要なポイントです。
合トレ中、企業の採用担当者が観察すべきポイントを整理します。
| 観察カテゴリ | 具体的な観察項目 | 分かること |
|---|---|---|
| 取り組み姿勢 | 練習中の集中力、休憩時の過ごし方、率先して動くか | 主体性・継続力 |
| 他者への態度 | 初対面の人への声かけ、先輩・後輩への接し方、配慮 | 協調性・ホスピタリティ |
| 困難への反応 | 難しいメニューに遭遇した時、疲れた時の反応 | レジリエンス・忍耐力 |
| コミュニケーション | 会話のテンポ、質問の質、聴く姿勢 | 対人能力・関心の幅 |
| 身体的特性 | 運動能力、フォームの正確性、安全への意識 | 競技経験の真贋・健康管理 |
| 振り返り | 合トレ後の感想、何を感じたか、次への意欲 | 内省力・学習姿勢 |
採用担当者1名だけでは観察に主観バイアスが入ります。経営者・人事・現場マネージャーなど、異なる立場の3名で観察し、後で contactLogs を共有して総合判断する運用がおすすめです。
contactLogs を含む独自機能の仕組みについては、筋肉就活が体育会系・アスリート採用に強い理由【3つの独自機能】 をあわせてお読みください。
合トレで学生だけが運動し、企業側は見学だけ——これでは関係構築になりません。採用担当者も実際にトレーニングに参加することで、学生の警戒が解け、素の姿が見えてきます。
運動の後、軽い食事や飲み物を交えた30〜60分の対話時間を必ず設ける。運動で打ち解けた後の会話は、フォーマル面接の何倍も率直で、互いの理解が深まります。
合トレ後、記憶が新鮮なうちに contactLogs に観察記録を残します。日が経つと印象が薄れ、後の振り返りで具体的な判断ができなくなります。
採用担当者の主観バイアスを避けるため、必ず複数人で観察・議論してください。「経営者は気に入ったが、現場リーダーは違和感を持った」というシグナルは、ミスマッチ予防のために重要な情報です。
合トレは『関係構築』の場。毎回採用に繋げる必要はなく、『今回はマッチしなかったが、来期に再度合うかもしれない』というスタンスが、長期的な人材プール形成に繋がります。
合トレ会場の手配・運営サポート・複数プランの詳細は資料請求にてご案内しています。
貴社の採用ペースに合わせた運用設計をご提案します。
複数視点での評価が望ましいため、最低2名以上の参加を推奨します。スタートアップなら経営者+人事リーダー、中堅以上なら人事担当+現場マネージャーなど、異なる視点で観察できる組み合わせが理想です。
企業のオフィス近隣のジム、運営側で手配する貸切スペース、屋外スポーツ施設など、参加企業・候補学生の立地と運動内容に応じて柔軟に設定可能です。具体的な会場手配については資料請求の際にご相談ください。
筋トレ、ランニング、球技、軽い競技など、企業と学生が無理なく取り組めるメニューを設計します。激しい運動である必要はなく、『1〜2時間一緒に身体を動かす中で会話と関係構築をする』ことが目的です。
合トレで双方が『次のステップに進みたい』と感じた場合、貴社の通常の採用プロセス(エントリー、フォーマル面接、最終選考、内定)に移行します。合トレは採用判断のための関係構築の場であり、それ自体は採用契約や雇用に関わる手続きではありません。
全員を合トレに招くのではなく、書類スクリーニングなどで絞り込んだ候補者の中から、特に判断が難しい層に対して合トレを活用するのが効率的です。1回の合トレに3〜5名の学生を招待し、複数同時に観察する形式も可能です。