よく「5年経ったら作り直し」と言われます。目安としては間違っていませんが、年数そのものは判断基準になりません。
5年前に作ったサイトでも、スマホで問題なく見られて、自分で更新できていて、問い合わせが来ているなら、作り直す必要はありません。逆に2年前のサイトでも、スマホで崩れていれば直すべきです。
いまは訪問者の大半がスマホです。文字が小さい、横スクロールが必要、ボタンが押しにくい。これが起きているなら、他の理由を待たずに直すべきです。取りこぼしが最も大きい項目です。
お知らせ1本追加するのに制作会社に依頼して、料金と日数がかかる。この状態だと更新が止まります。更新が止まったサイトは、検索でも評価が下がり、訪問者からも「まだやっているのか」と疑われます。
読み込みに5秒かかるサイトは、開かれる前に閉じられます。画像が最適化されていない、古い仕組みで作られている、といった原因があります。
メニューが変わった、対応地域が広がった、主力サービスが変わった。いまの事業と書いてあることがずれているなら、直す理由として十分です。
ただしこれは、先にアクセス数を確認してください。見に来る人がいないのが原因なら、作り直しても変わりません。
依頼した会社が廃業した、担当者がいなくなった、返事が来ない。この状態だと、障害が起きたときに誰も直せません。
逆に、次のような理由だけなら、作り直す必要はないことが多いです。
これがいちばん重要です。いままで検索で評価されてきたのはURL単位です。ページのURLを変えると、その評価がいったん失われます。
どうしても変える場合は、古いURLから新しいURLへ転送(301リダイレクト)の設定をしてください。これを忘れると、リニューアル後に問い合わせが減ります。作り直したのにアクセスが半分になった、という話の大半はこれが原因です。
同じドメインを使い続けてください。新しいドメインを取ると、実質ゼロからのやり直しになります。
アクセス解析を見て、よく見られているページは内容ごと引き継いでください。何気ないページが検索の入口になっていることがあります。
作り直しの費用は、新規制作とほぼ同じです。既存の原稿と写真が使えるぶん、少し安くなることがあります。
| 規模 | 費用の目安 | 期間 |
|---|---|---|
| 5ページ程度 | 24万円〜 | 8〜10週 |
| 10ページ程度 | 40万円〜 | 10〜12週 |
| 機能追加を含む | 要相談 | 12週〜 |
原稿と写真がそのまま使えるなら期間は短くなります。逆に、内容から見直す場合は原稿づくりに時間がかかります。いちばん時間を食うのは制作ではなく、載せる内容を決める作業です。
できます。他社が作ったサイトでも、構造を確認したうえで対応できる範囲をお伝えします。ただし作りによっては、直すより作り直すほうが安くなる場合もあります。
URLを変えずに301リダイレクトを正しく設定すれば、大きくは下がりません。逆に、これを怠ると確実に下がります。リニューアルの見積もりを取るとき、リダイレクトの対応が含まれているか確認してください。
必要ありません。ドメインとサーバーのアカウントがご自身の名義なら、そのまま他社に移せます。名義が制作会社になっている場合は、移管の手続きが要ります。
引き継げます。ページの内容、写真、お知らせの記事。いずれも移せます。ただし作りによっては手作業になるので、量が多いと工数がかかります。
5〜7年が一般的な目安です。ただし年数ではなく、この記事の6つの状態に当てはまるかで判断してください。