「問い合わせが来ない」と一言で言っても、原因は3つの段階に分かれます。どこで止まっているかを先に特定しないと、対策が空振りします。
| 段階 | 症状 | 対策 |
|---|---|---|
| 見られていない | アクセスが月100件未満 | 検索対策・Googleビジネスプロフィール |
| 伝わっていない | アクセスはあるが、すぐ帰られる | 中身と見せ方を直す |
| 行動できない | 読まれているが、連絡が来ない | 導線を直す |
よくあるのが、アクセスが月30件しかないのにデザインを作り直すという判断です。見た目を変えても、見に来る人が増えなければ問い合わせは増えません。逆も同じで、月3,000件来ているのに問い合わせがゼロなら、それは中身の問題です。
アクセス数はGoogle Analyticsか、サーバーの管理画面で分かります。分からなければ制作会社に聞いてください。
いちばん多い原因です。ホームページは作っただけでは誰も来ません。看板を立てても、人通りのない場所なら誰も見ないのと同じです。
見つけてもらう経路は3つあります。
地域のお店なら、Googleビジネスプロフィールがいちばん早く効きます。無料で、サイトを直すより先に電話が鳴ります。営業時間、写真、口コミへの返信。ここを埋めるだけで変わることがあります。
検索対策は時間がかかります。早くて数週間、実際には数か月です。すぐに結果を求めるならGoogleビジネスプロフィールが先です。
訪問者は、開いた瞬間に「ここは自分に関係あるか」を判断します。そこで分からなければ戻ります。
よくある失敗は、トップページの一番上に抽象的なキャッチコピーだけが置かれている状態です。「未来を、共に。」だけでは何屋か分かりません。
この3つが上のほうに書いてあるかどうか、自分のサイトをスマホで開いて確認してください。スクロールせずに見える範囲にあるかどうかです。
「料金はお問い合わせください」と書いてあるサイトから、人は問い合わせません。金額が分からないと、問い合わせること自体が怖いからです。
営業をかけられそう、断りにくくなりそう、と感じさせてしまいます。
金額を確定できない業種でも、書き方はあります。「◯◯円から」「多くの方が◯円〜◯円の範囲です」「初回相談は無料です」。幅でいいので数字を出してください。
当社が料金表を全部公開しているのも同じ理由です。金額を見てから相談するほうが、お互い無駄がありません。
電話番号が、フッターに小さく1回だけ書いてある。フォームがトップから3クリック先にある。これで問い合わせが来ないのは当然です。
とくにフォームの項目数は効きます。項目が1つ増えるごとに、完了する人は減ります。本当に必要な項目だけにしてください。住所も電話番号も、あとから聞けます。
いまは訪問者の大半がスマホです。パソコンで作って、パソコンでしか確認していないサイトは、そこで取りこぼしています。
確認するのは簡単です。自分のスマホでサイトを開いてください。
ひとつでも当てはまるなら、そこが原因の可能性があります。とくに読み込み速度は軽視されがちですが、遅いサイトは開かれる前に閉じられます。
表示速度は「PageSpeed Insights」というGoogleの無料ツールで測れます。モバイルのスコアが50を切っていたら、改善の余地があります。
全部いっぺんにやろうとすると終わりません。効果が出るのが早い順に並べます。
| 順番 | やること | 効果が出るまで |
|---|---|---|
| 1 | Googleビジネスプロフィールを埋める | 数週間 |
| 2 | 電話番号と料金を上のほうに出す | すぐ |
| 3 | フォームの項目を減らす | すぐ |
| 4 | スマホでの見え方を直す | すぐ |
| 5 | 検索対策のページを増やす | 数か月 |
2から4は今日中にできます。制作会社に頼まなくても、更新機能があれば自分で直せる範囲です。
1と5には時間がかかりますが、効き続けるのはこちらです。短期と長期を両方走らせてください。
アクセス数を見てから決めてください。月100件未満なら、作り直しても問い合わせは増えません。先に見つけてもらう対策をするべきです。
Google Analytics か Search Console で見られます。設定していなければ、制作会社に頼めば入れてもらえます。数字が見えない状態で判断するのがいちばん危険です。
短期的には増えます。ただし止めた瞬間にゼロに戻ります。検索対策は時間がかかりますが、止めても残ります。広告は即効性、検索対策は資産。両方の性質を理解して使い分けてください。
業種によります。飲食店や美容室ならInstagramだけで回っている例もあります。ただしSNSは流れていくので、料金や場所といった変わらない情報の置き場としてサイトは必要です。
Googleビジネスプロフィールなら数週間、検索対策なら数か月が目安です。1か月で判断しないでください。