資格勉強でAIを使うとき、いちばん多いのは「分からない用語を聞く」使い方です。便利ですが、これだけでは点になりにくい。読んで分かった状態と、試験で思い出せる状態は別物だからです。
点につながるのは、AIに問題を出させて、自分が答える使い方です。記憶は思い出す作業をしたときに定着します。AIは同じ論点を角度を変えて何度でも出せるので、この練習の相手としてかなり優秀です。
| 作業 | AIの向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 一問一答や選択問題を作る | 向いている | 同じ論点を形を変えて何度でも出せる |
| 間違えた理由を整理する | 向いている | 自分では気づきにくい傾向を言葉にしてくれる |
| 解説を別の言い方で説明する | 向いている | 教科書の説明が合わないときの言い換えが速い |
| 法令の数字や最新の改正を答える | 向いていない | 古い情報や存在しない数字を出すことがある |
| 合格ラインや出題数を答える | 向いていない | 年度で変わる。実施団体の発表を見るほうが確実 |
【】の中を自分の試験に書き換えて使ってください。右上のボタンでコピーできます。どのAIでも同じように動きます。
あなたは【試験名】の講師です。
【範囲(例:民法の代理)】から一問一答を10問出してください。
条件
・1問ずつ出し、私が答えるまで次の問題と正解は出さない
・私の答えが間違っていたら、正解と理由を2〜3行で説明する
・10問終わったら、私が間違えた論点だけで5問作り直す最後の1行が要です。間違えた論点だけを解き直すことで、すでに解ける問題に時間を使わずに済みます。
【試験名】の【範囲】について、本試験でよく使われるひっかけの形で四択問題を5問作ってください。
問題だけを先に出し、私が「解説」と送ったら、誤りの選択肢がどこを変えて作られているか(数字・主語・例外の有無など)を説明してください。国家試験の誤りの選択肢は、正しい文の一部を差し替えて作られていることが多いです。差し替えの型を知っておくと、初めて見る問題でも怪しい箇所に目が行くようになります。
以下は私が間違えた問題と、私が選んだ答えです。
【問題文と自分の答えを貼る】
それぞれの間違いを次の3つに分類してください。
A 知らなかった
B 知っていたが本番で出てこなかった
C 読み間違い・計算ミス
最後に、A・B・Cがそれぞれ何問あったかと、次の1週間で優先してやることを3つ挙げてください。Aが多ければ覚える作業が足りない、Bが多ければ演習が足りない。対策がまったく違うので、ここを分けるだけで次にやることが決まります。
次の解説が理解できません。
【テキストの解説を貼る】
中学生にも分かる言葉で、身近な例を1つ使って説明し直してください。
説明のあと、理解できたか確かめる問題を1問出してください。添付したのは【試験名】の過去問です。
出題されている論点を一覧にし、それぞれ何回出ているかを数えてください。
回数の多い順に並べ、上位10個について、どういう問われ方をしているかを1行でまとめてください。PDFを読ませるには、ファイルの添付に対応したAIが必要です。無料版は添付の回数や容量に制限があることが多いので、1年分ずつ分けて渡すと安定します。国家試験の多くは、実施団体が過去の問題と正答を公開しています。
【覚えたい項目(例:脳神経12対の名前と順番)】の語呂合わせを3案作ってください。
それぞれの語呂のどの部分が、どの語に対応しているかを表にしてください。AIの語呂には不自然なものも混ざります。3案出させて、自分が思い出しやすい1つを選ぶ使い方が向いています。
【試験名】を【試験日】に受けます。今日は【日付】です。
平日は【◯時間】、休日は【◯時間】勉強できます。苦手な分野は【分野】です。
試験日から逆算して、週ごとの計画を作ってください。
最後の2週間は新しい範囲に入らず、間違えた問題の見直しだけにしてください。AIは、存在しない条文の番号や、古い制度の数字を、それらしく出すことがあります。しかも自信のある言い方をするので、その分野を知らないうちは見分けがつきません。
確かめる手間はかかりますが、間違ったまま覚えるほうが後で高くつきます。
A-IStudy は Gemini を使い、選んだ範囲と解いた履歴から問題を作ります。
上の1・3・7にあたる作業を、アプリの側で続けられます。
プロンプトを使った勉強は、続かなくなる人が多いやり方です。毎回書き直すのが面倒なうえ、やり取りがチャットに散らばり、何を間違えたかが追えなくなるからです。A-IStudy は間違えた分野を記録し、次に出す問題をそこから選びます。
iPhone・iPad向け。無料で始められます。開発・運営は静岡県富士市の株式会社ネクシェアです。
上の7つはどれでも動きます。一問一答や解説の言い換えなら、違いはほとんど感じないはずです。
差が出るのは、PDFや画像を読ませるときと、長い資料をまとめて渡すときです。読み込める量や回数は、無料版と有料版で違い、しかも頻繁に変わります。まず無料版で5番のプロンプトを試し、過去問1年分が読み込めるかで判断するのが確実です。
もう一つ。会社の資料や個人情報はAIに貼らないでください。勉強に使うのは、自分で買った教材の範囲と、公開されている過去問にとどめるのが安全です。
AIだけに頼るのはおすすめしません。出題範囲をもれなく押さえることと、正しい数字の確認は、公式のテキストと過去問のほうが確実です。AIはテキストで覚えたことを思い出す練習の相手として使うと、いちばん効果が出ます。
一問一答や解説の言い換えなら無料版で足ります。過去問のPDFを読ませる使い方は、無料版だと回数や容量の制限に当たりやすいので、1年分ずつ分けて渡してください。
自分の勉強に使う範囲にとどめてください。AIで作った問題や撮影した画像をSNSやグループで共有すると、著作権の問題になり得ます。
公式の過去問やテキストで確かめたうえで、AIに根拠を聞き返してください。多くの場合は訂正します。訂正後の内容も、もう一度テキストで確かめるのが確実です。